
私が初めて白髪染めデビューしたのはもう2年前くらいになりますが、当初は白髪染めについて全く知識がなく、近くのドラッグストアで棚に並んでいた安い市販商品をテキトーに購入しました。
その結果、髪はキシキシパサパサに傷みだし、白髪を染めて若返るどころかボロボロに死んだ髪で余計に老けてみえるという大失敗を犯しました。
それ以降、キレイに白髪染めできないものかと色々と情報を調べ、色々な商品を試していくうちに培ってきた知識と経験をここにまとめておきます。
今では髪や頭皮を傷めることなく、むしろダメージケアしながら白髪染めができています。
過去の私と同じ過ちを犯さないよう、ぜひ参考にしてください。
白髪染めとおしゃれ染め、何が違うの?
一般的なおしゃれ染め用のファッションカラーと白髪染めは違います。細かい成分的なことまで突っ込むと厳密には成分の配合が違うだけなのですが、カラー商品としては別物と思ってください。
簡単にいうと、おしゃれ染め用のヘアカラーでは白髪は染まりません。
- おしゃれ染め用ヘアカラー
⇒黒髪を染めるためのカラー。白髪は染まらない。 - 白髪染め用ヘアカラー
⇒白髪を染めるためのカラー。黒髪は染まらない。



⇒若白髪を染めるなら|市販の白髪染めとおしゃれ染めヘアカラーの違い。
全然違う!白髪染めの種類4タイプ
白髪染め商品には、大別すると4つのタイプがあります。
1:ヘアカラー(脱色剤含む2剤式)
⇨市販のドラッグストアで売っている普通の白髪染め。脱色剤(ブリーチ)で髪表面のキューティクルをこじ開け、髪の内部に染料を入れて中から発色させる方法。染める力は最も強いが、その分頭皮や髪へのダメージもダントツで強い。
2:ヘアカラートリートメント
⇨髪の表面に色を塗るトリートメントタイプ。多くの商品は天然100%で美容成分を配合して作られているため、髪を傷めず補修しながら染める方法。染める力はヘアカラーに劣るが、最もキレイに白髪染めができる。現在のセルフ白髪染めでは主流。
3:ヘアマニキュア
⇨ 一時的に髪表面に色をつけるマニキュアタイプ。洗えば落ちるため一時しのぎ用。
ヘナ
⇒ 天然植物から染料を自分で調合して染める方法。天然100%なのでダメージは少ないが、染料を作る手間が非常に面倒くさい。
カラーリングは基本的に、染める力が強い(薬剤が強力な)ほど髪へのダメージが大きいと思っておいた方がいいです。
次でも解説しますが、セルフで染めるなら「ヘアカラートリートメント」がベストです。これが一番満足度が高くキレイに染められました。
逆に市販で売ってるの安物の「ヘアカラー」に手を出すと、一瞬で髪が死にます。
また、「ヘアカラー」タイプの白髪染めの多くにアレルギー成分である「ジアミン」が使用されています。カラーリングでかゆみやかぶれが出やすい人は絶対NGです。



⇒白髪染め種類と特徴、選び方|カラートリートメントがおすすめな理由。
安さに飛びつくのはNG!市販の安い白髪染めは控えよう
恐らく白髪染めを始める人の8割以上がスーパーやドラッグストアの安い市販商品に手を伸ばすと思いますが、髪を想うなら安い市販商品は絶対にヤメておくことです。
私が身を持って体験しましたが、髪が一瞬で死にます。
市販の白髪染めというのは、素人でも簡単に染まるように非常に強力な薬剤が使われています。大量生産するために原材料も安価なものしか使われておらず、品質は総じてチープ。髪は傷むわ色落ちも早いわと、安さ以外のメリットがありません。
安いといっても結局すぐに色落ちするので費用はかさみます。安物買いの銭失いとはこのこと。それなら長持ちする高品質なものを買った方が結局安くすむなんてことに……。
傷んだ髪は最悪カットすればいいですが、傷んだ頭皮は一生もののダメージになりかねません。身体に使用する商品だけは、お金をケチらずに高品質なものを使った方が絶対にいいです。



「栄養満点でお腹いっぱい食べられる300円の牛丼ありませんか?」と聞いているのと同じです。300円の牛丼には300円の価値しかないように、安物には相応の価値しかありません。
高い物が高品質とは限りませんが、高品質なものは高いです。「価格=品質」これは絶対です。
⇒後悔する人多数!市販の白髪染めは色落ち早いしダメージで髪が傷みすぎる!
キレイに白髪染めするコツ
プロの美容師さんでも、カラーリングの技術を習得するのに数ヶ月〜数年かけるそうです。それほど、綺麗に髪を染めるというのは本来難しいもの。素人がテキトーに塗っていては綺麗に染まるわけがありません。
自宅でする白髪染めでも、少しでもキレイにするために手間をかけたいコツがいくつかあります。
- 染める前に、髪に付着したホコリ・汗・整髪料などはしっかり落とす
- 白髪染めはシャワー前に塗る
- コームを使って全体に均一に塗ること
- 放置時間は蒸しタオルでスチーム
- シャンプーはノンシリコンを使うこと
- 自然乾燥はNG。洗った髪はすぐに乾かす



シャンプー選びが超大事!色落ちを防ぐコツ
白髪染めで入れたカラーは、毎日のシャンプーで少しずつ落ちていきます。洗浄力の強いシャンプーを使っていると、それだけ白髪染めはすぐに色落ちしていきます。
「洗浄力の強いシャンプー」とは簡単いうと、市販シャンプーです。
市販シャンプーのほとんどには石油系界面活性剤(ラウリル硫酸Na)という非常に強力な洗浄成分が使用されています。これは台所用洗剤と同じレベルのパワーを持っており、スカッと洗えた感を演出する代わりに頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ洗い落としてしまうため頭皮に良くないとされています。



なので、シャンプーは石油系成分が使われていない「アミノ酸系ノンシリコンシャンプー」を使いましょう。洗浄力も優しいので髪や頭皮を労わりながら洗えるし、白髪染めの色落ちも防止できます。
白髪染めとシャンプーは相棒の関係です。白髪染め同様、多少お金をかけてあげて良いものを使いましょう。
おすすめのノンシリコンシャンプーは下記記事を参考に。


抜け毛なども気になる男性は下記記事を参考に。


私が使って良かったおすすめの白髪染め



ベスト3がこちら
1位:利尻ヘアカラートリートメント
売上数No1。日本一売れている白髪染めトリートメントが「
利尻ヘアカラートリートメント
私も有名どころで10本以上の白髪染めを使いましたが、「染まりの良さ」「ダメージのなさ」「価格」など総合的に最も良かったのがこちらです。
100%天然由来で髪や頭皮に優しく、ジアミンも不使用なのでアレルギーが出やすい人でも安心して使えます。また無臭に近いのでイヤなニオイがつくこともありません。
端的に言って、1番キレイに白髪染めできる商品ですね。売り上げ日本一なのも頷けます。
もっと詳しいレビュー記事はこちら


2位:LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
1位の利尻と並んで白髪染めブランドとして双璧をなすのがLpLp(ルプルプ)。もちろん天然100%でノンジアミンと徹底して髪や頭皮に優しい作りとなっています。
ルプルプが優れているところは、なんと言っても「潤い力」です。ガゴメ昆布といわれる函館近海の希少なこんぶの粘り成分「フコダイン」を使用しているのが特徴で、それが髪に潤い・保湿を与えてくれます。
個人的に染まりの良さでは利尻ヘアカラートリートメントに負けるのですが、染め上がりの潤い・髪のまとまり具合ではルプルプが良かった気がします。
あとアロマっぽい香りがするので、アロマ好きの人にもいいですね。
もっと詳しいレビュー記事はこちら


3位:利尻カラーシャンプー
3位も利尻ブランドの商品ですが、
利尻カラーシャンプー
特別な手間は一切必要なし。いつものシャンプーをこれに変えるだけで勝手に白髪が染まります。これ以上簡単な白髪染めは他にありません。
ただし、お手軽なゆえにトリートメントよりは染める力が弱いです。白髪の多い人、髪が太く硬い人はカラーシャンプーだけでは染まり切らない可能性もあります(実は私も内側の白髪までは染まりきりませんでした)。
カラーシャンプーは、トリートメントと併用することで色持ちのキープ・補修にも使えます。私は利尻ヘアカラートリートメントで1度しっかり色を入れつつ、週2回程度のカラーシャンプーで落ちてきた色を補修しています。今のところこの方法が一番色持ちが良いですね。
白髪がまだ比較的少ない人、トリートメントと併用して使いたい人におすすめです。
もっと詳しいレビュー記事はこちら


目的別でおすすめ白髪染めを選ぶ



男性におすすめのメンズ白髪染めを知りたい!
⇒【メンズ】超簡単!男性にこそおすすめの白髪染めシャンプー3選
100%天然無添加、ジアミン不使用の白髪染めじゃなきゃダメ!
⇒もう傷まない!髪や地肌に優しい天然無添加の白髪染めおすすめ5選
⇒アレルギー成分不使用!ジアミンフリーの白髪染めおすすめ5選
まとめ



「ダメージの少なさ」
です。
いくら白髪を染めても、髪や頭皮がボロボロだと余計に老けてみえます。それに頭皮が薬害に侵されると白髪以外の問題も起こりかねません。
白髪染めは身体に薬剤を使います。
できるだけ優しく高品質なものを使うようにしましょう。
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